“見る”だけじゃもったいない!

図工・美術

背景を知ると何倍も面白くなる絵画の世界


「なんとなく見ただけ」で終わっていませんか?

美術館に行って、こんな経験はありませんか?

わんこ
わんこ

きれいだったけど、何を見たかあまり覚えていない…

にゃんこ
にゃんこ

有名な人の絵だけど、結局何が描かれてたんだろう?

私もよくありました…。
抽象画や宗教画のように、普段目にしないモチーフの絵は、
「すごいな〜」「上手だな〜」という感想で終わってしまうことが多かったのです。

「この絵、何を表してるの?」
「なぜこの人物が描かれているの?」
…そんな疑問が浮かんでも、その場では答えが見つからず、モヤモヤのまま帰ることも。


実は、絵画には“物語”がある

でも、あるとき気づいたんです。

カワセミ
カワセミ

絵画はただの「絵」じゃなくて、その一枚に【物語】が詰まっている!

  • 作者はどんな人だったのか?
  • どんな時代に、どんな想いで描かれたのか?
  • 描かれている人物や物には、どんな意味があるのか?

こうした背景を知ったとき、同じ絵がまるで“映画のワンシーン”のように、立体的に見えてくることがあるんです。


【実体験】モンドリアンの絵が急に輝き出した瞬間

たとえば、私が驚いたのはモンドリアンの《ブロードウェイ・ブギウギ》

初めて見たときは、
「四角と線が並んでいるだけ…私でも描けそう」と思ったのが正直な感想でした。

でも気になって調べてみると、これはモンドリアンという画家が、
戦争を逃れてアメリカに移住した際に、活気あるNY・ブロードウェイに魅せられて
描いた作品だと知りました。

するとどうでしょう。
ただの図形の羅列だった絵が、ネオンが輝く都会の通りのように見えてきたのです。
「なるほど!これが希望の街か」と思えて、一気に作品が好きになりました。


背景を知ることは、絵画の“入口”になる

こうした体験から、「背景を知ること」の大切さを実感しました。

美術の知識がなくても大丈夫。
ほんの少しでも、

  • その時代の出来事
  • 作者の人生や想い
  • モチーフの意味や象徴性

こんな情報を知るだけで、絵は語りかけてくれるようになります。


子どもと一緒に楽しむ「読む絵画」

絵の背景を知ることは、大人にとっては教養になります。
そして、子どもにとっても大きな学びのチャンス!

  • 想像力や読解力を育てる
  • 歴史や文学への興味を引き出す
  • 親子の会話のきっかけになる

子どもと一緒に絵を見て、
「どう思う?」「この人はどんな気持ちで描いたのかな?」と話す時間が、
ぐっと楽しくなるはずです。


「難しそう…」と思う人へ。まずは絵画解説本がおすすめ

「背景を調べるのって、大変そう…」
そう思ったあなたにぴったりなのが、絵画の入門書です。

中には、子どもと一緒に楽しめるものや、ストーリー仕立てで紹介されている本も。
難しい知識はいらないのに、絵画を見る目が変わる一冊に出会えるかもしれません。

📚 楽天ROOMでおすすめの絵画解説本を紹介中!
▶︎【小学館の図鑑NEOで“はじめての絵画”にふれてみる】

【「怖い絵」シリーズで、物語のある名画に出会う】


次回予告:初心者におすすめの絵画本をご紹介!

次回の記事では、
「絵の背景がもっとよくわかる!」「楽しく読める!」
そんなおすすめの絵画本を、初心者目線で紹介する予定です。

カワセミ
カワセミ

「絵って、こんなに面白いんだ!」という発見を、ぜひ一緒に楽しみましょう。

一枚の絵にも、人生や物語が詰まっています。
背景を知ることで、あなたの絵画の見方が変わるはず。

まずは気になった作品を、一つ調べてみるところから始めてみてくださいね。

このブログでは、「絵を読む」楽しみ方をゆっくりお届けしていきます。

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